2015年 06月 29日
鬱精子 |
たまたまほんと偶然に奇遇としか言いようのないタイミングで、出会ったというレヴェルですらない、居合わせたという階級の邂逅、イッツァ、マジで、一瞬な出会いに対し、会釈で応対したところ、相手も相応の軽さをもって会釈をしたのですが、うっすらと見えた頭部、ツムジの、一寸ずれた場所に、10円ハゲを見つけ、この一瞬の交差で、一発ミラクルな記憶の保存、
もう金輪際会うこともないでしょう、あなたの健康の不在を理解してしまい、沈黙をこしらえることなく、少しとはいえ、雄弁になってごめんね、きっとあなたはあなたなりに悩んでいるのでしょうけれど、もうあなたのとる睡眠も、あなたの摂る食事も、すべて不健康にしか思えない。ぜんぶ鬱。何もかも、うまくいっていない。淀む寝室。汚れた食事。いわんや、そんなとこから放たれた子種はきっと濁っている。名もなき子種たちに脚をあげたい。私はあなたでなくてよかった。あなたの子種でなくて、本当によかった。
もう金輪際会うこともないでしょう、あなたの健康の不在を理解してしまい、沈黙をこしらえることなく、少しとはいえ、雄弁になってごめんね、きっとあなたはあなたなりに悩んでいるのでしょうけれど、もうあなたのとる睡眠も、あなたの摂る食事も、すべて不健康にしか思えない。ぜんぶ鬱。何もかも、うまくいっていない。淀む寝室。汚れた食事。いわんや、そんなとこから放たれた子種はきっと濁っている。名もなき子種たちに脚をあげたい。私はあなたでなくてよかった。あなたの子種でなくて、本当によかった。
by uncowakigerecords
| 2015-06-29 01:23