2018年 03月 26日
花粉のくそダボが |
いままで第一と第三の水曜日にブログ、と決めてたのですが、ルールがあると破りたくなるのが人間で、なんかこのままやと一生ブログを書かない気がしてきたので、ちょっとルールを撤廃しようと思います。つまり、好きなときに書きます。
電車に乗っててすごいなと思ったのが、ハナノアという商品の広告で、電車の扉の横、小さなシールで貼ったような、四角のなかに、鼻から大量の液体を出しまくっている女性がおり、春やなと思う、それは鼻うがいのための液体ボトルの宣伝で、その大量の液体は、鼻うがい専用のものやって、書いて字のごとく、蛇口からひねったようにボーッっと出ていて、轟轟という擬音も聞こえてきそう。さすが小林製薬やなと思ったし、女性のアレがすごい。メンタリティ、
まえの職場で、やたらと鼻うがいを勧めてくる先輩がおって、とても信頼に足る先輩やのだけど、どうしても鼻うがいだけは勧められても厭やなと思っていた、曰く、花粉症だけじゃなくてさ、風邪にも効くんだよ、という具合で、いやぁでも塩水を鼻からじゃじゃ漏らすんでしょ、というと、違うよ、鼻から塩水を入れて、口からペッて出すんだよ、ということで、どっちでも一緒ですよ、だって、鼻通ったのが口通るんてちょっと、いくら明石の人間でも、それは出来んすワ、という具合にいなし、いやぁ、風邪にも利くんだけどなぁ、
先輩がなぜそんな具合に鼻うがいを推奨するのかというと、わたしが事実、春先に鼻から鼻汁がじゃじゃ漏れになる、という悩みを伝えたからで、だから、悪気もないというか、鼻うがいで一発解決、ヨッシャおめでとう、ってな具合だったのだろうけど、それでもわたしは、しなかった。なぜかというと、クスリを飲めばいいし、もう飲めば以降、平然と暮らせていたからなのであって、そもそもにわたしは、花粉症ではないからだ、
ではどうして、花粉症でないのにじゃじゃ漏れになるのかというと、花粉症ではないけれど、花粉に反応して、花粉が鼻の奥をくすぐって、副鼻腔炎という軽い蓄膿を呼び出しているからなのです、とは、お医者さんの弁、
まるでいま、お医者さん個人からの進言のように書いてしまったけれど、2人のお医者さんに言われたのであって、つまり2人中2人が、花粉症ではありません、副鼻腔炎です、蓄膿の友だちです、という具合に、教えてくれたのだし、もっというとわたしは、彼らにしか掛かっていなかったのだから、2人といえども、お医者さん率100パーで、つまり100パーセントのお医者さんの確率で、すべてのお医者さんに、春先の鼻のじゃーじゃー水は、花粉症由来ではないと、診断されたわけである、だからこの季節、じゃじゃ漏れになるのを見られ、目が痒かろうが耳の奥痒かろうが、目が赤くなろうが、わたしは花粉症ではないと弁明していたし、花粉症の人を心配してやれる気遣いすら見せてあげれるくらいの、気の持ちようで、実際花粉症に苦悶するひとたちよりもわたしはやや、症状が軽く、しかし経験則を踏まえ、潤沢なティッシュをカバンに常備しており、春や秋、花粉症で大変そうなひとがいると、配り、なんならちょっと不憫やな、わたしくらい、副鼻腔炎どまりでならえがったのにな、くらいの心底ですらあった、
その二人のお医者さんというのが、ひとりは地元のお医者さんで、ちょっと業務的というか、ニコリともせんで診察、はい結果、安静にね、ってな具合のお医者さんで、もうひとりは、神戸に出てきてから通った、目の狂ったクマが3匹看板に並んでいるお医者さんで、通算6年分の、100パーの、2人中の2人、
やのでこの3月のとある1日、久しぶりに早起きも出来て、ゴミも捨てれて、いい感じに炊事もできてとやりこなしていた日、仕事もサクサクと進んだことだし、というわけで、夜に清岡さんのお家に遊びにいけるしな、楽しいな、東京出てきてよかったな、という気持ちだった日、の半分から、ものすごく鼻が詰まり始め、途中から、ほとんど息ができなくなってきて、呼吸がヤバく、清岡さんのお家でチャーハンをおよばれしてるときも、鼻水じゃーじゃーやのに、かんでもかんでも、鼻が両方ふさがって、息ができない、苦しい、花粉症は大丈夫かい、あした朝イチで病院いったほうがいいですよ、と勧められたときも、わたしは、お気遣いありがとうございます、花粉症じゃなくて副鼻腔炎なんですけど、花粉に反応してるだけなんで、頑張って早起きして、おクスリもらってきます、という具合の返答をしていたくらいのもんで、
やので翌日、もちろんの如く、受付でも副鼻腔炎、お医者さんを前にしても副鼻腔炎で、蓄膿で、と説いていたし、だからこそお医者さんに、いや、花粉症すね、と言われたときの、あのわたしの歯がゆさったら、
わたしも、それなりの副鼻腔炎であるという根拠を並べる、だって、お医者さん2人に言われたんですよ、しかもそれぞれ別の地域、別の年齢/段階であるわたしの様子をみて、どちらも副鼻腔炎ですね、花粉症じゃないです、花粉症とはすこしちがって、花粉に反応してるだけなんで、と言われたんですよ、というと、いや、花粉症ですね、と言う、だって、目もかゆいんですよね、耳もですよね、鼻のいまの様子と来たもんだ、花粉症ですね、と言われ、というか、花粉に反応してるわけですから、花粉症ですよね、
煮えきらない思いを抱えたまま、どうしても目の前にある言説をねじ伏せたいと思うも、私も別に、耳鼻科の人間ではないので、よくわからないし、もんやりとしていると、納得されましたか、と訊ねられ、じゃあ今までの100パーの先生方の発言は、いったい何だったのか、と問うと、あなたの認識の問題じゃないですか、と言う。ま、今まで花粉症であると認識されてなかったというわけですから、花粉症でなかっただけで、花粉症のクスリ、飲み薬と鼻に吹きかけるやつを出しとくんでと、そんなに花粉症って何度も言わんでもええやないかと、
そんなんわたしも、思ってたよ、ヘンやな、って。思ってたよ。花粉に反応してるのに花粉症じゃないって、これを呼ばずして、なにを花粉症と呼ぶのかなとも思っていたし、花粉症とそうでないものの境目って、なんやろなって、考えたこともあったがな、でもお医者さん2人が、2店舗100パーのお医者さんが、そうじゃないといえば、もうそれは、そうじゃないと信じて然るべきやんか。わたしの通算6年分の、大量の鼻水と共に、地元の駐車場のように荒涼とした診察態度のお医者さんと、イったクマ三匹のお医者さんとの思い出の信頼関係が、海へ。ダムド、
喫茶店でカレーを食べる。抱えた1房のクスリを視つつ、なんとなく釈然としないけれど、ようはわたしは、今まで副鼻腔炎であると信じていたけれど、先ほどのお医者さん曰く、あなたの意識足りてなかったんじゃないですかねって、はなしで、いや、でも意識ってなに。意識でシロが黒になったり、0が1になるもんかね。別にほら、耳鼻科がそんな、審議や断罪の場所でないというのは、重々承知しているのだけど、だからわたしも、TPO弁えて黙ってうなずいたのだけど、そもそもに100%のお医者さんに花粉症でないと診断されたならそら信じてやまんくないですか、それが真実だと思うでしょう、だからわたしの認識が甘いのではなくて、そうですか、お医者さんとの相性がよくなかったのかな、くらいに流してくれ、すると大海の孤独も、日の目を見ずに済んだというのに、なぜあんなになじるようにわたしに、花粉症という語彙をぶつけてくるのか、2店舗100パーのお医者さんが、わたしのためを思ってくれ、発言したのであって、その忠言に頷くのは、仕方ないやんか、
わし別に悪ないしアホやないし、アホなんは耳鼻と咽喉に素人であるわたしに専門性から優位に立とうとしたあのお医者さんこそがそうなんよ、するとほうやほうや、と荒れた駐車場のゴム臭い石の群れ群れと、イッた目のクマ3匹がアジり、わたしは、黄色いタケノコを口いっぱいに含む、辛さで体中の毛穴が、濡れており、鼻腔内もですから、恥ずかしさから、食べてる途中といえど便所に駆け込み、クスリを噴射し、鼻に、クスリを飲み込む、口が、水を忘れていますと訴え、出、水を飲む、
電車に乗り込み、そうとはいえ、鬼医者からの詰問の対価としてのクスリたちのおかげで、鼻はスッキリとして安心の海へ、車内で眠りこけていると、持っていた資料に鼻汁が一しずく垂れていることに目覚めて気づく、垂れる瞬間の、世界のうちの幾人かの、わたしから垂れる汁への視線を思い、資料汚れてるしで、そもそもに花粉がたかだかの粉のくせして、わざわざ鼻に居座ってそれっぽい顔してメシくって、わたしの生活に害を生んでるって、ただただおもんない。お前、おもんないからな。この花粉の穀つぶし、花粉のくそダボが。
by uncowakigerecords
| 2018-03-26 12:00
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